園(ソノ)○○
『女子カーリング世界選手権決勝戦』の顔合わせは、初戦のロコ・ソラーレ(以下ロコ)戦で黒星を喫した後、12連勝で決勝戦まで勝ち上がったスイス(1位)と、開催国カナダ(2位)となりました。
『冬季オリンピック』と違い、『世界選手権』ではスイスとカナダの2強が雌雄を決してきました。2020年代は、スイスが3連覇(2021年~2023年)を達成し、その後はカナダが2連覇中(2024年~2025年)。今大会は、開催国カナダが3連覇を目指す展開となりました。
今大会はロコvs各対戦相手というかたちで観てきた為、今回もロコ戦視点での書き起こしとなります。カナダについては、2戦ともロコに全く隙を与えない完勝。一方スイスについては、ロコが快勝していただけに、『予選リーグ』2戦目以降に、クセニア・シュヴァラー選手中心でどのように立て直し、決勝戦まで連勝街道に乗ってきたのかが自然と興味深く感じられました。
・試合経過前半
『予選リーグ』は、エキストラエンドの末、スイスが6-5で勝利!
今回はどのような展開になり、勝利の女神がどちらに微笑むのか。注目していた点は、取り分け二点でした。
- ロコが2戦通して大苦戦したケリー・アイナーソン選手(スキップ)に、ヴァレリー・スウィーティング選手(サード)を含めたカナダチームのドロー&テイクが、スイスとの『決勝戦』でも発揮されるか否か
- 一方スイスは、シュヴァラー選手率いる若いチームが、アウェイの大声援に飲まれないか
スイス後攻で始まった第1エンドは、静かな立ち上がりでブランクエンド。
カーリング🥌の姉妹スポーツであるベースボール⚾
同時期に行われていた『第6回WBC』の決勝戦もそうでしたが……。
第2エンド。両チームの最初のストーンショットから、ややスイスに風が吹きました。アイナーソン選手がストーンを弾こうと試みるも弾き出すことができず、スイスがNo.1のまま残ることに。シュヴァラー選手がしっかりと決め、スイスが2点を先取しました。
第3エンドは、カナダがスウィーティング選手らを中心に複数得点のお膳立てをしたものの、シュヴァラー選手が打ち消すことに成功。カナダはブランクエンドを選択し、2-0のまま。
第4エンド。何とか複数得点で打開したいカナダの精度は相変わらず高い。そんなカナダに対してスイスも緻密さで対抗したが、カナダに複数得点のチャンスが到来。アイナーソン選手が決めて、2-2の同点に追いつきました。地元カナダの声援を追い風にして……。
追いつかれたスイスは、第5エンド。前半をリードした状態でブレイクタイムに持ち込むだろうと予想していました。そんな中で迎えた第5エンドは、ガードを固めてきたカナダに対し、どうスイスが複数得点をひねり出すかという様相に。しかし、カナダのラストショットが短く、逆にスイスに複数得点のチャンスが到来。ロコ戦2戦では見られなかった、カナダにとって痛恨のミスだったかもしれません。スイスはそんな隙を見逃さず複数点を獲得。スイスが4-2とリードしたまま前半を終えました。
・試合経過後半
スイス4-2で前半を折り返し、後半の第6エンドへ。
先行のスイスは『点を取らせる』展開に持っていき、カナダも確実に得点して4-3に。スイス優勢のまま第7エンドへ。ここでスイスに綻びが!
スイスのシュヴァラー選手のラストストーンが輪の中に残らず、カナダがスチール。4-4の同点に。ただ、スイスの第8エンドは引き続き後攻。気持ちを切り替えられるか注目しました。
4-4で迎えた第8エンド。カナダもここに来てプレッシャーを感じたか!? アイナーソン選手が決め切れず、スイスが複数得点を取る結果に。6-4と再度突き放すことに成功しました。
雌雄を決するであろう第9エンド。カナダはラストストーンまでに同点、もしくは複数得点に追いつけるところまで持っていったものの、アイナーソン選手のラストストーンは弾いたストーンが止まらず、1点止まり。6-5のまま第10エンドへ。
第10エンド。カナダはアイナーソン選手の最初のストーンで、スチールできる展開に持ち込みました。スイスはタイムアウトを取り、カナダの最後の牙城を崩しました。
最終スコアはスイスが7-5。スイスとして3年ぶりに覇権を取り戻すことになりました!
まず……、国際大会初出場だったシュヴァラー選手のチーム、優勝おめでとうございます!
『ミラノコルティナオリンピック』銀メダルチーム=シルヴァナ・ティリンゾーニ選手のチームを破ってきたその力量は、伊達ではなかった!
そして、残念ながら準優勝に終わったアイナーソン選手も、最後まで可能性を残したところは流石でした!!
シュヴァラー選手のチームは平均年齢22.5歳。今後は、国内でティリンゾーニ選手のチームを追う存在であると同時に、いずれ追われる立場にもなっていくチームでしょう。カーリングの勢力図が変わったのかどうかは、次回以降に更に明らかになっていくはずです。
『ミラノコルティナ』のスイスvsスウェーデン。そして今大会『世界選手権2026』のスイスvsカナダ。それぞれのFinal🥌で、読者の皆さんに伝えたかったのは、カーリングに限らず、姉妹スポーツのベースボール=WBC、そして他のスポーツでも、日本敗退でそのままフェードアウトするのではなく、その時点で最高の2カ国=2チームがFinalの舞台に勝ち上がってきている、ということです。
見逃さない手はない!
それ以上に、スポーツに限らず、読者一人ひとりの視野が世界に広がるツールにもなることを、リニューアル後の『野原鞆紀の読楽~一日一歩~(以下 読楽!♪!)』では、そのことを念頭に伝えてい(生・活・行)きたいと考えています。
こう思うのも、僕自身も早速目にした、侍ジャパンへの的外れな【誹謗中傷】、そしてカーリングでは『ミラノコルティナ』に出場したフォルティウスに対する、「ロコが出場すればよかった」という同じく的外れな、一部の視野の狭い意見があった為です。
※園(ソノ)○○『厳選たる対処を望む! 日本プロ野球選手会より 』
こういう自分本位な【左派的思考】の見解は、物事を陰鬱にし、停滞させてしまいます。僕や友人もこの4年間で痛感させられました……。だからこそ、こういう物の見方には気をつけたい。読者の皆さんにも気を付けて頂きたいです。
ようやく日本も政治の世界や報道機関で顕著になってきました。個人的にはいい傾向だと感じています!
フォルティウスについては、国内でロコを凌駕する存在感を残せるようになった一方で、『世界選手権』、そして今回の『ミラノコルティナ』など、国際大会におけるプレッシャーを本人たちが1番痛感しているはずです。ロコにとっても『ミラノコルティナ』を逃した悔しさがある一方で、吉田知那美選手が『ミラノコルティナ』大会中、解説を担う中で以下の感想を述べています。
「ずっと競技者として立ってきて、今回客観的にカーリングを観ることができました」と……。
その経験が、ロコにとって10年ぶりに『3位決定戦』まで勝ち上がった原動力のひとつになったのではないか、とも感じました。
スポーツに限らず、プロセスから総括し、提案する。もし「こうすればもっとポジティブな方向になる」と考えたのなら、意見を言うのと同時に代案も出す。
その大切さを、読者の皆さんに伝えていけたらと思います。そしてこれはそのままブーメランとして僕にも返ってくることです。結果として、文筆家には責任感が伴いますからね!♪!
※※写真は『Sports Graphic Number1046 北京五輪熱戦譜』雑誌20406-3-10より転載しました。

~3月28日(土)加筆分~
まず……、【新型コロナウィルス後遺症(以下コロナ後遺症)】の為、再度コンディションが整わず、ロコvsスウェーデン同様、日が空いてしまい申し訳なかったです。悔しいですが……、今は【コロナ後遺症】寛解が第一優先ですからね。
『ミラノコルティナ』スイスvsスウェーデンの決勝戦が余りにも素晴らしかっただけに、読者の皆さんに是非、今大会の最高峰のチーム同士による決勝戦を観て頂きたいと告知していました。
1ヶ月前の『ミラノコルティナ』発スイスvsスウェーデンで解説を担った吉田選手(サード)。この試合の熱戦もひとつの糧に、1ヶ月後ここまでロコの一員として勝ち上がってきたのかもしれない、と感じました。
そんな吉田選手ですが、27日(金)、ご自身のインスタグラムにて……、カーリング界で新たな試みとなる『カーリングリーグ』について、以下の発表をしています!
- 来月4月6日(月)~4月12日(日)まで、今回の世界選手権の開催地トロントにて、カーリング初のプロリーグが行われること
- タイフーンカーリングクラブのキャプテンとして参加すること
- 吉田選手の新しいチームメートは、日本、スウェーデン、韓国、スコットランド、ニュージーランド、中国、カナダの7カ国から構成されるとのこと
- 来年は1月~4月まで開催予定であること
このカーリング発の新リーグ構想は、僕も知りませんでした!?
僕を含むカーリングファンにとって、まずは来月の『カーリングリーグ』がどのような展開になっていくのか、注目したい!
3月23日(月)~3月28日(土)執筆
♪この記事は精査のうえ、晴れてフィールドに出荷しています♪
~I want readers to read with a sunny mind!~
By Tomoki Nohara and Grow Up Com



